三井住友銀行は7日、リース最大手オリックスの全額出資子会社で、消費者金融業の「オリックス・クレジット」(東京都立川市)を買収することで基本合意したと発表した。今年7月までにオリックスから発行済み株式の51%を取得。買収額は 200億~ 300億円とみられる。利息制限法の上限金利引き下げや貸金業法の総量規制の導入などによって、消費者金融を取り巻く環境は厳しさが増しており、共同運営により事業基盤の強化を図る。
オリックス・クレジットは1979年の設立。30~40歳代のビジネスマン向け低金利高額ローンを得意としている。独自のマーケティング戦略を売り物としており、金利が 5.5 ~15%の消費者向けプレミアム・ローン市場ではトップシェアを誇る。
三井住友銀は、これまでも消費者金融を含む金融関連企業との提携関係を強めており、オリックス・クレジットを傘下に収めることで、個人向け顧客基盤の拡大を目指す。
記者会見した三井住友銀の国部毅専務執行役員は「顧客基盤の広がりという点で、戦略上の意義は大きい」と強調。規制強化による市場縮小の懸念に対しても中長期的には拡大するとの見通しを示した。
一方、オリックスの梁瀬行雄社長は「オリックス・クレジットは成功モデルだが、オリックス独自での拡大は難しい。三井住友銀と組むのが最適と判断した」と強調した。