武富士、有利子負債比率が改善

今後の利息返還請求に備えた引当金積み増しを加味した武富士の有利子負債比率が2009年3月期末で0.7と財務が安定とされる1を下回っていたことが10日分かった。消費者金融大手の中で1以下は同社だけとみられる。

 この比率は、自己資本に利息返還損失引当金を加えた金額に対する有利子負債の割合。同比率が改善したのは、09年3月期に赤字転落と引き換えに、顧客の過払い金(利息)返還請求に絡む損失引当金を4033億円積み増したため。有利子負債が08年3月期末の5400億円から09年3月期末には3600億円まで減少したことも寄与した。

 引当金の積み増しで返還請求への備えが厚くなったうえ、916億円の1年以内返済予定借入金に対し、手元現金として980億円を用意。このため、格付け機関などが格付け見直し時に注視するリスクは低減しているとみられる。

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