東京金融取引所は21日、外国為替証拠金取引(FX)で実勢からかけ離れた南アフリカランドの対円レートを提示し、投資家に損害を与えたとして、独コメルツ銀行に300万円の過怠金を課した。
同日から来年1月3日まで同取引所でのデリバティブ(金融派生商品)取引を禁止し、業務改善報告書の提出も求める。
金融取に上場するFX「くりっく365」の10月31日午前5時ごろの売買で、コメルツ銀は誤って、直前のレートから3割ほど円高ランド安のレートを提示した。
通貨間の売値と買値の差(スプレッド)の調整をし忘れたのが原因という。
コメルツ銀は「マーケットメーカー」と呼ばれる金融機関の1つで、FXの参加者に対し、異常なレートを出さない義務を負っている。